こんにちはセトラです。
子供が産まれたらどんな子になって欲しい?
「元気な子」
「優しい子」
「人の気持ちがわかる子」
色々あると思います。
「普通に育って欲しい」
と願う人も多いでしょう。
「何か特別な事をしなくてもいいから、普通に育ってくれれば十分」
そんな、ささやかな望み。
スポンサーリンク
では
" 普通の子 "ってどんな子?
あなたが望んでいる「普通の子」は本当に「普通の子」ですか?
ちょっと考えてみませんか?
普通の子供になって欲しい
よく普通が1番、普通に育ってくれればいい
なんて言ったり聞いたりしませんか?
私はよく思います。実際子供にもよく言ってます。
「もう、頼むから普通にしててくれない?」
「なんで普通にできないの!?」
「みんな普通なのに…」
宿題がなかなか終わらない時。じっとできずにふざけてる時。言う事を聞かず遊んでる時…などなど。
多くなんて望んでない、普通の事だけ要求してるのに、なんでできないの⁈
ほんとにもう、うちの子ダメだわ、って。
なんで普通にできないの!と思わずため息をついてしまう事もありますよね。
"普通"って何?
でもちょっと待って。
普通ってなんだろう?どんな事だろう?
私は子供にどうして欲しいんだろうと、ふと考えて、それを具体的に書き出してみる事にしました。
そしたら、
すごく細かい事までたくさん
ありました。
いやもー細かい、キリがない!って感じです。
( 以下、読んでも読まなくても。私が思うところの普通にやってほしい事、箇条書きです。)
- 朝、時間になったら自分で起きる
- 挨拶をして、身仕度をする
- 学校に( 時間的余裕を持って)行く
- 授業は真面目に受けて、しっかり先生の話しを聞く
- 食事中はマナーを守る
- 友達と仲良く
- たまに喧嘩してもいいけど、兄弟姉妹と仲良く過ごす
- 毎日きちんと宿題をする
- 夜更かししないで早く寝る
- 歯磨きをする
- 片付けをする
- 努力もして欲しい
- 勉強だって頑張って
- 子供らしく無邪気でいて欲しい
- 外で元気に遊んで欲しい、でも本も読んで
- ありがとう、ごめんなさいを素直に言おう
- 口答えしない
- 言われたらすぐに動く
などなど。
まだまだある^^;
みなさんも、一度書き出してみてください。
きっと、たくさん出てきますよー!
で、よくよく見ると細かい事の1つ1つは当たり前の事だったりします。
当たり前の事を当たり前にして欲しい。
でもこれ、全部を子供に要求するのは、かなりハイレベルなのでは?
むしろ大人でもできてない人は居るのでは?ってレベルです。
もはや子供じゃないですよね。
そのくせ「子供らしく」なんて矛盾する事も望む。
そして、気づきました。
私は " 普通の子" じゃなくて子供に " 良い子 " を求めていたんだ、と。
それも、よくできた自分の思う理想の良い子。
スポンサーリンク
"普通の子" を思い浮かべると実は"良い子" が浮かぶ
ここでもう1回、あなたが思う普通の子を思い浮かべてみてください。
そうですね、アニメのキャラで普通の子を考えてみて下さい。
考えました?
じゃあ、ぱっと思いつく所で、どのキャラが思い浮かびました?
私が真っ先に思い浮かんだのはしまじろうでした。
他にはカツオ君やワカメちゃん
とか。
この辺りは世間的にみても普通の子になると思います。
でもよーく考えると、普通だけど、優等生よりの普通だと思いませんか?
しまじろうは、時々失敗をしたりもするけれど、友達思いで、基本的にはパパやママの言う事をよく聞く子。
カツオ君は、イタズラしたり思いつきで行動したりもするけれど、怒られれば素直にごめんなさいと言い、年下のタラちゃんやイクラちゃん、お年寄りには優しく面倒見がよく、ご近所にしっかり挨拶もできる。
勉強こそできないけど、総合的に見ると良い子だと思います。
ワカメちゃんなんて問題行動なんて何もない気がする。
なんだ良い子ばっかりじゃん!
私たちはこのあたりを基準として、"普通の子" と思ってるんですよね。
ものすごくレベルの高い普通の子!
で。
世間的に落ちこぼれと思われてる「のび太君」や、問題児とされてる 「クレヨンしんちゃん」の方が現実的に見て普通の子に当てはまるんじゃ?
それだって、のび太君はいざとなれば友達思いで勇気があって優しい子。しんちゃんだってそうですよね?
私達が子供に望んでいる「普通の子」って実はとても「良い子」の事なんじゃない?
って事ですよ。
あぁ、イメージって恐ろしい…。
"普通の子"でいい、と言いつつ実は''良い子"を求めている
結局、「普通がいい」「普通でいい」と言ってるくせに、本当のところは、自分の理想とする"良い子"を求めてたんだな…と気づきました。
つまり「問題のない子」。
求める事が多過ぎて、これじゃいつまでたっても子供を怒るばかりの毎日。
子供だって息が詰まるでしょう。
親の欲って底が知れないなぁ、と反省。
いや、私が人より欲深いの?
いつの間にか普通の子と言いつつ、自分に都合のいい子を求めていたんだな、と、感じました。
そこでちょっと今までを振り返って「なんで普通にできないの!」と怒っていた事を改めて考えてみました。
たまに宿題が終わらなかったり、学校へ遅刻したりする。
うっかり約束を忘れたり、恥ずかしがり屋で挨拶が苦手。
なかなか片付けができない…などなど。
できないより、出来た方が良い事ばかりだけど、できなかったからと言って、その子を普通じゃない、とは思わない。
むしろこういう子、いるよね、普通に。
普通の子とは?
ここで改めて普通の子とは?
と考えると、
失敗したり、バカな事やったり、我儘言って喧嘩して、言う事全然聞かない!なんて思ってても、自分の知らない所で友達に優しかったり、何かを頑張ってたり我慢してたり。
できない事もあるけれど、ちゃんとできてる事もある。
それが "普通の子" なんじゃないかと。
"普通"と言う理想を追わない
ここまでをまとめると、
私たちは子供に"普通の子" を望むけど、それは実は自分に都合の "良い子" を求めている。
という事がわかりました。
このギャップがあるから、自分の子供にイライラしたり、ダメな子と思ってしまうんじゃないかと思います。
できるのが当たり前、じゃなくて、子供はまだまだ成長途中。むしろ出来ない事があるのがあたり前で普通なんだ、と考えてみてください。
そう考えたら、少しはイライラも減りませんか?
ついつい" 良い子 " を求めてしまうけど、普通という理想を追うのではなく、改めて本当の意味で「" 普通の子 " になって欲しい」と思えるようになりたいな、と思うのでした。
でも、欲を言えば良い子になって欲しいですけどね(笑)
スポンサーリンク