子供が小学校に入学すると浮上するPTA問題。これに頭を悩ませているママも多いのではないでしょうか?
こんにちはセトラです。
色々とネガティヴな情報が多く、敬遠されがちなPTA、世間ではPTA不要論も出てきて話題になっていますね。
今日はそんなPTAを実際にやってみた私の体験談と、その体験を通しての私の考えをお話ししたいと思います。
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PTAって面倒そう、怖そう
そう思っている人、多いですよね。普段からママは忙しいし、お仕事されてる人も多いし、そんな事やってる時間なんてないわ!って。
そして、PTAってなんだかよくわからない、集まって会議とかするのよね、面倒そうだし、何やってるか分からなくてなんだか怖い・・・そう思う人も多いと思います。
実際、私もそう思っていたんです。
PTAに立候補してみた
ところが、長女が小学3年生の時、主人の仕事の都合で転勤、転校をする事になりました。
転校先の学校では児童数が少なく、卒業までに子供1人につき必ず1回はPTAをやらなくてはならない、という決まりがあったんです。転校初年度はすでに役員が決まっており、やらずに済んだんですが、4年生になる前、意を決して来年度のPTAに立候補する事にしました。
なんでまた立候補なんか、と言う事なんですが、仲良くなったママさんが役員をしていて、色々と教えてくれたんです。
PTAといっても役によって、仕事内容、仕事の頻度、やりやすさ、などが違う、どうせ1度はやらなくてはならないんだから、それなら自分が都合のいいタイミングで、やりやすい仕事の方がいいよ!と言ってくれたので、それなら、と立候補する事にしました。
実際にPTAをやってみた感想
で、実際PTAをやってみて思った事なんですが、思ったより大丈夫 というのが感想です。
いえ、実際大変は大変でしたよ?委員長なんて立候補してしまったので(私が一番やりたくない仕事を避けるには、これが一番最善な方法だったんです)何度も学校に行ったり、他の委員さんと話しをまとめたり、会議に出たり、会議の報告をしたり、委員内での雰囲気作りとか、企画考えたり作業したり、諸々、もろもろ・・
でも、思ったより、忙しくないというか。
世間で言われるほどノイローゼになりそう!なんて事もなく。
会議も月に1〜2度、子供も大きくなっていたので留守番もしてくれたし(最初はそれなりに心配でしたが、慣れるもんです)何より自分が委員長だったので、必要ない仕事はしない、仕事内容もできるだけ簡素化、時間短縮で、やりやすいようにやらせてもらいました。
企画する事も嫌いではないし、会議で発言するのは緊張しますが(発言と言っても、今月はこんな事をやりました、と一言いうだけです)それも回数やるうちに慣れましたし、もともとしゃべるのは好きなので、転校して知り合いも少ない中、いろいろなママさんと話しができるのはとても良かったです。
先輩ママさんに学校行事の事、進学先の事、地域の事などいろいろ聞けましたからね。
PTAの活動内容
私は子供が2度転校して( 5年生の時にまた転勤で転校したんです )それぞれの学校でPTAをやりましたが、PTAの活動内容や運営の方法は学校によって全然違います。
学校ごとにやり方が違うので、詳細は参考にならないと思い省きますが、どちらのPTAも、児童と学校、地域の橋渡し役、という位置づけでした。これはどこの学校もだいたい同じだと思います。
活動の内容は、私の経験でしか言えませんが、運動会のお手伝い(前日のテント設営や当日の手伝い)学校内花壇の花の手入れ(水やりや植え替えなど)地域の安全パトロール、ベルマーク集計、学校新聞の作成(行事の写真撮影)などなど。
他にもいろいろあります。
会議もありますが、難しい事はやっていません。だいたいは資料を読んで確認して終わりです。
PTAをやって良かった事、悪かった事
PTAをやって良かった事は
- 先輩ママや知り合いが増えた
- 学校の事がよくわかった
- 子供が喜んでくれた
先にも書きましたが、転校先で知り合いが増え、いろいろな話や情報が聞けたのは本当に良かったです。情報はいつでもどこでも大事
また、会議や家庭での作業もあったんですが、子供が「ママ、委員会のお仕事大変そうだね。私も手伝うよ」と言ってくれた事。普段はわがまま放題で家の手伝いなんて全然やってくれない長女なんですが、私がPTAの作業をしているとなぜか興味深々。
「ママ委員長なんでしょ?(誇らしげ)」なぜ君が誇らしげ(笑)
でも子供ってそういう物かもしれませんね。
自分のママが何か役をやっているのが特別な感じに思えるみたいです。
子供が喜んでくれたのが私にとっては嬉しかった。企画や準備など、大変な作業もありましたけど、自分の子供だけでなく、先生や他の子供たちが楽しんでくれた時も、やって良かった、頑張って良かった!と思える瞬間でした。
いつになっても、人から感謝されるって嬉しいですね。
というか、苦労した事ですね。
- 会議や企画、準備に時間を取られる
- 人間関係
私は比較的自由になる時間があったので良かったのですが、お仕事や介護など忙しい人は時間がないでしょう。お仕事されている人は、わざわざ有給を取ってくれたり、休みの日を調整してくれたりしていました。
人間関係の悩みもありました。
むしろ、作業の煩雑さより、こちらの方が嫌がられる原因な気がします。
同じ委員内でも、自分と合う人合わない人がいます。温度差もあります。まったく協力的じゃない人もいれば、頑張ってくれる人もいます。また、同じ作業でも差が出てしまうんです。知り合いや友達なら問題はあまり出ないんですが、初めましての人がほとんどなので不満や不公平が出ないように、内部調整するのが悩みどころでした。
そんな時は、いろいろな人に愚痴を聞いてもらって乗り切りましたよ(笑)
あ、でも、パパに愚痴を言うと、「そんならPTA辞めればいいじゃん」って言われるので、共感してくれそうな人に話しましょうね。
私には、PTA辞める度胸も勇気もありませんから!
PTAについて思うこと
PTAは面倒だし時間も取られるし、大変であるのは確かです。
特に、仕事や介護をしていたり、子供が低学年や下に小さな子がいたりすると、活動も制限されるし、無理!と思うのもわかります。できればやりたくない、と思うのもわかります。
みんなやりたくないなら、じゃあ、PTAなくせばいいじゃない?って思いますか?
私はそうは思いません。
だって、PTAがなくなったら、色々な行事が縮小される可能性があるからです。
子供達が楽しみにしている行事もなくなるかもしれないんです。
私は学校に通うなら、楽しく通って欲しい。少しでも学校が楽しいと思って欲しい。
その為なら1年くらい頑張りますよ!やってみたら結構面白かったですしね。
でも、実際問題、時間が取れない人はいます。人前に出る事が苦になる人もいます。
そういう人達に、無理にPTAを押し付けたりするのも違うと思うんです。
でも、それじゃあ不公平ですよね?
じゃあやっぱりみんな公平にクジかジャンケンか…っていう所にPTAの問題があるのかな、と思います。
各家庭、各個人、それぞれ状況が違う中で同じ条件で選出するから拒否や不満が出るのかな、と。
自分が動ける時間帯やできる事を、調整して補いあっていけたらいいのではないかと思います。
…そう思う、けど、PTAって、国絡みや古くからの地域との繋がりなんかもあって、なかなか思うようにできない事も多いんだな、というのが、私が実際にPTAをやって思った事です。
古い制度のままのPTAが、現在の実情にあっていないのが1番の問題かもしれません。
誰か、この運営方法なら問題解決!っていう方法を確立して!プリーズ
と思っても、地域によっては全校生徒数十人の学校から、千人近い児童数を誇るマンモス校までに当てはまる方法なんて、そうそうないですよね…
まだまだ、現状のPTAのまま乗り切っていかないといけないようです。
まぁ、私はなんとかなったので、嫌だ面倒だと逃げてばかりではなく、実際にやってみれば、案外なんとかなるかもしれませんよ?
逃げ回って最後に捕まって、無理やり押し付けられるより、「子供の為に1年頑張ろう」と覚悟を決めて臨む方が心構えもできます。必ず1度はやらなきゃいけないなら、自分の都合のいいタイミンで、やりやすい仕事をした方が得というものです。
なんて言いながら、やらなくて済むならそれに越したことはないと思っちゃうのが人情ですが(笑)
最後に、過去今現在、運営された、されてる、役員さん学級委員さん、本当にお疲れ様です、感謝しています!
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