あなたの子供は、何か習い事をしていますか?
今の時代、1つや2つ何か習い事をしている子供は多いのではないでしょうか。早い子では園に通う前からリトミックやリズム教室、遅くても小学生の頃には運動系なり学習教室なり、何か始めて
さて、その習い事、子供が「辞めたい」と言ってきたらどうします?
辞めさせる?それとも説得して続けさせる?
私は、そのどちらも、正解だと思います。
と、言うのも「辞めたい」理由と状況によっては、辞めさせた方がいい場合と、そうじゃない場合があると思うからです。
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子供が習い事を始めた理由は?
私自身も子供の頃にはいくつか習い事をしていました。
初めての習い事は小学校に入学する少し前、書道教室に通っていました。
これは、入学を控えた私の字があまりにも酷かったから、母がなんとかしないと、と思ったからだそうです。
また、姉がピアノを先に習っていて、私もやってみたくてピアノ教室に通わせてもらいました。他にも、みんながやっているから、という理由で算盤教室へ。通信教育もやりました。通信教育のお便りコーナーに応募したい、という不純な動機からです。
このように、習い事を始めるには理由があると思います。
私の場合は、
- 字が汚いから書道教室
- ピアノは姉がやっていておもしろそうだったから
- 算盤はみんなが行っていたから
- 通信教育はコンテンツ目当て
子供の動機なんて、そんなものかもしれませんね(笑)
さて、あなたの子供はどんな理由でその習い事を始めましたか?
体力をつけさせたい、落ち着いて欲しい、学力をあげたい、子供がやりたいと言った…などなど。
何か目的があって始めましたよね。その習い事が子供の為になると思って始めたはずです。
子供が「辞めたい」理由を考えてみる
目的があって始めた習い事。自分でやりたいと言い出したにしろ、ママが勧めたからにしろ、最初は子供も納得して始めたはずです。ではどうして子供は辞めたいと言うのでしょう。理由は何でしょう?
- 練習がきつい
- 通うのが面倒になった
- 他にやりたい事ができた
- 思ったのと違う、おもしろくない
あるいは、もっと複雑な理由かもしれません。
ママとしては、「せっかく始めたんだから」「もったいない」「少しは我慢して続けて」と、言ってしまいますが、まずは落ち着いてじっくり、どうして辞めたいのか、その理由を詳しく聞きましょう。
説得して続けさせてもいい場合
子供が習い事自体を嫌がっていない場合は、説得して続けさせてもいいでしょう。
この場合、子供は単に通うのが面倒になったとか、レッスンや授業の時間に友達と遊びたいとか、ゲームがしたい、家で休んでいたい、といった理由が考えられます。
そんなに深刻な理由でなければ、しばらく子供の様子を見て、練習風景などを見てみましょう。
友達と楽しそうにしている、元気に過ごしている、頑張って達成感を感じているようなら説得して続けていっていいと思います。
むしろ続けていく事で、多少なりとも自分はこれが得意だ、と子供の自信に繋がっていきます。
辞めさせてもいい場合
通うのがつらい。習い事自体が嫌になっている。笑顔がない。親子でケンカが絶えない。他にどうしてもやりたい事ができた、という場合は辞めさせてもいいと思います。
とは言え、すぐに辞めるのではなく、少し条件を出しましょう。今のステップが終わってから、次の大会が終わってから、今年いっぱいまで頑張る、など、子供が頑張れる期間を設けて。そうしているうちに「楽しい、続けたい」と思えるかもしれないし、やっぱり辞めたいと思うかもしれない。
辞める事になったとしても、区切りをつける事で達成感を感じれるはずです。
よく子供が辞めたくなる理由で、”思ったように上達できない” という理由があります。
これは私も経験があるんですが、ある所でつまづいて、そこから先に進まないというのは本当に辛いです。
私の場合はピアノで、両手で弾く段階になった時に、どうしても左手が言う事をきいてくれなくて。毎週毎週、同じ譜面を1カ月続けて挫折したんです。
1カ月の間、毎週同じ事を繰り返しさせられるのは、子供心にも辛かったです。
辞めたいと言うのも辛かったんですが、それ以上に通うのが辛かった。
精神的に追い詰められてしまっていました。
なので、そこですんなり辞めさせてくれた母には感謝しています。
大人になってからピアノ講師の方にお話しを聞いたのですが、いくつか、ピアノを辞めたくなる山があるそうです。その山を越えると、また楽しくレッスンができるそうなんですが、私は最初の山が越えられませんでした。
その後、ピアノは独学で学び、簡単な曲なら弾けるようになりましたが、あの時、辞めずに続けいたらもっと上手くなっていたかもしれません。でも無理に続けていたら、ピアノが嫌いになっていたかもしれない。どうなっていたかはわかりませんが、辞めて後悔はなかったです。
またいつか、時間を取って習ってみたいとは思っています。
無理に続けさせる必要はない
たいていの場合、子供が習い事を始めたら、簡単に辞めて欲しくない。努力して欲しい。続けて欲しい。もったいない。せめて成果がでるまでは・・・と思います。
その気持ち、よーーーーく分かります。
だって、私もそうですもん。そう思いますもん、言っちゃいますもん。
でも、その習い事、本当に子供の為になっていますか?その習い事を続けて、子供は何か得られていますか?楽しい時間、体力の向上、知識、技術、笑顔は見られますか?
子供が習い事を始めた理由を思い出してください。子供の為ですよね。
習い事に通うのがつらくて、子供に笑顔が見られない、親子でケンカが絶えない。これでは子供の為になっていません。
むりやり続けたとしても、辞めたかったのに、辞めさせてもらえなかった。本当は他にやりたい事があったのに、やれなかったと後悔が残る事になるかもしれません。
大人だって嫌な事は続かない
大人だって、やってみたい!と決意して始める事、ありますよね。でも始めてみたら思ったのと違う、自分がやりたかったのはコレじゃない、思ったより大変だ、という事、ありますよね。
でもせっかく始めたから、としばらくは続けます。でも、やっぱりどうしても違う!と思ったら・・・辞めていませんか?ダイエットしかり、貯金しかり、節約しかり。
それが、始めたんだから続けなさい!って言われたら・・・
子供の習い事だって同じです。
習い事だって合う、合わないがあります。子供に合っていない、と思ったなら、思い切って辞めるのも1つの手段だと思います。
辞めた後に、別の事を探してもいいし、しばらくのんびりしてもいい。
同じ習い事でも、指導者や環境が違えばまた楽しく通えるかもしれない。
我慢する事を覚えるのも必要、続ける事の大切さを知る事も大事。
でも、それは今すぐじゃなくても、いいんじゃない?目の前の1つの事に捕らわれず、今の子供の笑顔がまず大事 そう、私は思います。
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