我が家の長女は、自他共に認める本好きです。
いや、どちらかと言うと、文字好き?
字が書いてある物は、本に限らず何でも読みます。読んでしまいます。それは読まなくてもいいんじゃない?っていうものまで。
長女が小学1年生の頃に、遊びに行った動物園。その動物の説明の立て看板までジーっと読んでいました。まだほとんど平仮名しか読めないのに、一生懸命読んでいました。
「おもしろい?」と聞くと、何が書いてあるか気になったから、だそうです。
そんな長女、小さい頃はまったく絵本に興味を示してくれなかったんです。
いつの間に、こんなに本好きになったの?
私としては、本好きになって欲しかったので、目論見通り!なんですが、本さえあれば何時間でも読んでいるし、ご飯前だろうが、出かける前だろうが、寝る前だろうが、気になる本があると、隙間の5分で読みふけってしまうので、ちょっとそれはどうなの?なんですが…
さて、全く本に興味がなかった長女。
そんな彼女が本好きになったのは、ある1冊の本がきっかけだったと思います。
通い続けた図書館
元々、私も主人も読書が好きです。
趣味は?と聞かれて、読書と迷わず答えられるくらいには。
なので、子供も本を好きになって欲しい、と長女が1歳の頃から図書館に通っていました。
幸い、比較的大きな図書館が近くにあり、月に1回の手歌遊びの会、週に2回の 絵本の読み聞かせ会、に通えるだけ通っていました。
しかし長女は、手歌遊びにも、読み聞かせにも興味がなく、手歌遊びが行われる会議室のカーテンに隠れて遊んだり、部屋の端から端までグルグル走り回ったり、という遊びに始終しておりました。
私は長女を静かにさせたり、うるさくしないようにと、常に後ろから追いかけている…
他の子はちゃんと輪になって座ってるのになぁ、とため息が出るもんでした。
でも、他の人に迷惑がらかからないように、うるさくさせない、邪魔はさせない、と心に決めて、いつか興味を示してくれるかもしれないと思い、ずっと通っていました。
幸い、長女は大暴れをしたり、他の子にちょっかいをかけたり、という事はなく、1人遊びでご機嫌だったので、通い続けれたと思うのですが。
夜、寝る前に読んで聞かせようと、毎回、本も借りていました。
私が本を持って布団に入ると、長女もいそいそと布団に入ってきます。
でも、読んでいてもストーリーには全く興味がなく、ページをパラパラする事に夢中。やれやれ。
子供が興味を示す本を探す
そんな事が続いて、ある日私は気づきました。
長女はストーリーよりも、"絵"に興味があるんだ!
今までは、こちらが読ませたいな、と言う物を借りて読ませようとしていました。でもそれは子供の興味のある本じゃなかったんですね。
だから、興味を持たなかったのか!
そう気づいた私が次に借りた本。
それは"間違い探し"の本でした。
これに長女は食い付いてきました(笑)
間違い探しの本にも、ストーリーはあるんですが、" ◯◯を探して? "というお題を無視して、「こんなにところにホシがある」「ここにネコがいるよ!」と、自分の知っている物を探すのに夢中です。
あらかた長女のお気に入り探しが済んだところで、「じゃあ、◯◯は?どこ?」と言うと、目をじっと凝らして探し始めました。
この時、難しい物だと興味を失ってしまったので、分かりやすい、簡単な物を探してもらう事に。
長女はお目当の物を見つけると、目をキラキラさせて得意顔です。いやー、分かりやすい!ここはすかさず褒めどころ。自信が付くと同時に本の楽しさを覚えてもらいます。
簡単な物ばかりでは飽きてしまうので、時々お題を見つけにくいものにしたり、難しい物と簡単な物を交えたり、と飽きないように間違い探ししていきます。
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この事がきっかけで、間違い探しの本を次々と読み、そこから、次は"紙芝居"に興味を持つようになり、自分で文字が読めるようになると、絵本のストーリーにも興味を持つようになりました。
今じゃすっかり本の虫(笑)
おもしろい本、夢中になれる本との出会いが子供を本好きにする。
これが子供を本好きにする、始めの1歩かもしれません。
どんな本がその子の琴線に触れるかわかりません。絵本?図鑑?写真?漫画?キャラクター?
子供に好きに本を選ばせて、その中にママのオススメも混ぜて、子供が興味を持ったら一緒に楽しむ。
本に触れる機会をたくさん作って、子供が夢中になれる1冊を見つけてあげて下さいね!
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