先日、いま人気の「夏目友人帳~うつせみに結ぶ~」の映画を観に行ってきたので、今日はその感想を。
あらすじを振り返ったり、好き勝手語っていきたいと思います。
※ネタバレもアリなので、注意してくださいね!
実は学生の頃からマンガを読むのが好きで、子供ができた今でもちょくちょく読んでます。
最近はスマホのマンガアプリを読んでばっかりですけどね!夏目友人帳は単行本を集めてる、数少ないマンガの一つです。
読み始めたきっかけは、もう10年くらい前に友達から勧められた事。趣味の合う友人がいると世界が広がります( *´艸`)
以来、単行本が出るのが楽しみな漫画です!
漫画だけでなくテレビアニメも6期シリーズ化されていて、アニメとしても人気の高い「夏目友人帳」。
なんと、アニメは2018年で10周年を迎え、今でも長く沢山の人に愛されているんです。
原画展もありました。私も子供と旦那と家族で行ってきたんですよー(∩´∀`)∩
我が家は揃って夏目友人帳のファンなんです♪
で、その夏目友人帳が今回ついに映画化!という事で、おおぉおー!だったわけです。
これはもうね、行くしかないよね?
いついくの?
今でしょ!
という事で、鑑賞してまいりました♪
夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~ あらすじ
まずは簡単なあらすじを
偶然昔の同級生・結城と再会したことで、妖にまつわる苦い記憶を思い出す。
そんな頃、夏目は、名前を返した妖の記憶に出てきた女性・津村容莉枝と知り合う。
レイコのことを知る彼女は、いまは一人息子の椋雄とともに穏やかに暮らしていた。
彼らとの交流に心が和む夏目。
だが、親子の住む町には謎の妖が潜んでいるらしかった。
そのことを調べに行った帰り、ニャンコ先生の体についてきた"妖の種"が、
藤原家の庭先で、一夜のうちに木となって実をつける。
どことなく自分に似た形のその実を食べてしまったニャンコ先生が、
なんと3つに分裂してしまう――!? 「アニメ夏目友人帳」公式サイトより抜粋
という内容になっています。
ニャンコ先生が3つに分裂ってどゆこと!?
てファンは気になりますよね。私も気になります。
どんな感じになってるのか、は映画を観てからのお楽しみ~、ですよ(о´∀`о)
夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~ 感想
お約束からの始まり
「幼いころから時々変なものをみた。」
「他の人にはみえないらしい それらはおそらく妖怪と呼ばれるものの類(たぐい)」
という、はい!いつものお決まりのパターンから始まりました!
もうこれはお約束ですね( *´艸`)
マンガでもアニメでも、冒頭このフレーズから始まるので、ここは変わらず夏目の世界観を保ってくれています。
このフレーズだけで、「あぁ、夏目だわぁ」って感じしますよね。
そして神谷浩史さん(夏目の声優さん)の声がまた、イイ声してんなぁ!って感じで映画館のスピーカーからあの声が耳に響くわけですよ。
もうほんと、アニメの第一話を見たときに夏目にドハマリでびびった声です。そして耳に心地いい。
もう神谷さん以外夏目の声やれる人なんていないんじゃない?ってくらいピッタリなんですよね。
目で堪能、耳で堪能、ですわ。
さて、そんな感じでいつものように始まった映画ですが、よく、映画になると冒頭不穏なシーンや謎めいたシーンの描写があって、「むむ?事件の予感?」なんて思わせぶりな事あるじゃないですか!
どうやらとんでもない事が起こりそう、なんて。
ですが。
夏目友人帳ではそんな事はありませんでした。
いつもの調子で始まり、そのままいつもの風景、普段の何気ない日常のシーンがほっこりできます(∩´∀`)∩
個人的に、夏目が学校帰りみんなと一緒に帰るシーンが好きです。寂しかった小学校の頃と比べて、一緒に帰る友人たちがいて、夏目良かったねぇなんて改めて思ってしまいました。
一人さみしく下校するのってほんと、ぼっち感半端ないですもん。
いつも一緒に帰ってた友達が、クラブやクラスの用事で一緒に帰れない時とか、さみしかったなぁ、っていうのを思い出しました。
たった数日一緒に帰る人がいないだけで寂しく感じるんだから、いつも一人だった夏目はつらかっただろうなぁと思います。
そんな事を思いながら、自分の子供たちも今、一緒に下校する友達がいる事に感謝したりしてました。
映画の前半 初めて見る人でもわかりやすい内容
最初は夏目の子供のころの描写が入って夏目の生い立ちというか境遇みないな事がわかるシーンとなってます。
このくだりは映画で初めて夏目を見る人への配慮かな、という感じですかね。
ニャンコ先生の事だったり、友人帳の事だったり、レイコさんの事だったり、というのをざっくり説明しながらの冒頭、前半だったかなぁ、という感想です。
うん、ちょっと説明くさい演出だなぁ、なんて思いながらみてしまってました(;^_^A
これはどうしてもしょうがないかなぁ。
誰に向けて制作しているか?という所でファンだけじゃなくて、原作やアニメを知らない人でも理解して楽しめるような脚本にしたのかな、という印象でした。
すでに夏目友人帳を知ってる人にとっては「知ってる知ってる」な内容ですが、初めてみる人には物語の背景、人物のバックボーンなどの説明がないとわからないですからね。
簡単にでも触れられていたので、みてて「???」が頭に浮かぶような内容にはなってないので、初めての人でも安心して見れる内容ですよ。
※と、思ってたら、公式サイトで総監督の大森貴弘監督が「まったく知らない方々に知って頂く為にも、」と語ってましたね。
登場人物 ほぼオールスター!
あと、登場人物、オールスターで出すぎです(笑)
ファンサービスかな、っていうくらい主要人物全員出ててちょっと笑ってしまった。でも少し詰め込み過ぎなんじゃ?という感じでしたね。
これも、監督が「そのもののはじまりからひとつひとつ伝えつつ」と語っているところを目指しての形なんでしょうね。
妖怪たちもたくさん出てきて、ほんとに、主要人物総出演に近いです(*^^)v
我らが名取さんも活躍してくれます!でもちょっと出番少ないかな~。終盤の登場なので、ちょっと説明が少ないかも。
初めての人は「この人誰?夏目と知り合いっぽいけど、どんな関係?」と思うかもしれません。
名取さんを深堀りすると映画の時間が足りないので、気になった人は原作の漫画かアニメをぜひ(∩´∀`)∩
原作を知っている人にとってはちょっと詰め込み感を感じるかもしれません。
でも、出てこなかった登場人物がいると、それはそれで寂しいので、これで良かったと思います。
藤原夫妻との温かい関係、田沼や西村たちとのワイワイした感じ。夏目の少年時代の境遇。そして名取さん、夏目と親しい妖怪たち・・・・。
むしろ、あれだけの登場人物とエピソード、夏目との関係性をうまくまとめて脚本にしたなぁ!と思います。
映画の公式サイトでの監督コメントでも、「脚本に思いがけぬ時間をかけてしまいまいした」とあるので、大変だったと思います。
長いお話し、登場人物やエピソードを短くまとめて・・ってかなり難しい!しかも、それを長編のオリジナルストーリーに繋げていく手腕は素晴らしかったと思います。
監督、お疲れさまでした(`・ω・´)
おかげで、ファンだけでなく初めて「夏目友人帳」を見る人でも分かりやすいお話しになっています!
ニャンコ先生が分裂!?
今回の見どころは何といっても、「チビニャンコ先生」ですかね!
ニャンコ先生、自分の食い意地のせいで、怪しい妖木の実なんて食べるもんだから、3匹に分裂しちゃいましたよ!
Σ( ̄□ ̄|||)
お腹痛くなってゴロゴロ転がってる先生、「転がり方かわええなぁ」なんて不謹慎な事思っててごめんなさい。
そのあと分裂しちゃったけど、その姿が。
夏目じゃないけど「不覚にもちょっとかわいいと思ってしまった」ですよ(笑)
いや、ニャンコ先生はいつもかわいいと思ってます。作中の登場人物たちにはは「ブサ猫・ブタ猫」として扱われてますが、キャラクターとしてはかわいいですよね♪
うちの娘たちもニャンコ先生大好きで、グッズもいろいろ持ってます( *´艸`)
夏目友人帳のストーリーは知らないのに、なぜかニャンコ先生だけは知ってます(笑)まぁ、なんとなくお話しの概要は知ってるみたいですけど。
で、原因は今回登場する妖怪の力が関係しているようなんですが、分裂したうえに、言葉もしゃべれなくなってしまったニャンコ先生。
果たして元に戻れるのか?
ニャンコ先生が3匹に分かれてしまうのは、この映画必見の見どころ、そしてストーリーの大きな軸になるのでぜひ見てほしいです。
今回は子供が学校に行ってる隙にこっそり鑑賞してきたので子供たちは映画を見てないんですが、見たら絶対「チビニャンコ先生かわいかった~~!」と連呼するに決まってます。
ニャンコ先生好きには溜まらないですよ~。
映画後半 ストーリーが大きく動きだす
夏目は部屋にチビニャンコを置いていくわけにもいかず、ヒノエやちょびひげたち妖怪にチビニャンコを預けます。
ヒノエたちはなんとか3匹を元に戻せないか、いろいろ試しますがどれも失敗に。
1号2号3号とニックネームをつけ、押し寿司みたいに3匹ぎゅうぎゅうに詰め込んで合体させようとしたり、洗濯機よろしく振り回して合体させようとしたり・・・
この辺りはニャンコ先生のためなんでしょうけど、なにか日ごろのうっぷんも一緒に晴らしてません?っていう感じでしたね(笑)
とうとう、不当な扱いに溜まりかねて3匹のうち1匹が逃走!してしまいました。
緊急事態です、ちびニャンコ先生どこいっちゃったの?
そして、ニャンコ先生が分裂してから夏目の周りでもおかしな事が相次ぎます。
小さくなったニャンコ先生を見ても驚かない藤原夫妻。
夏目の友人たちが、同じく友人である多軋(たき)の事を忘れている・・・
などなど。
一体何が起きているのか?
いなくなってしまったチビニャンコ先生を探しながら、謎は深まり、不安になる夏目。
ニャンコ先生がいなくなったら、自分はニャンコ先生を忘れてしまうかもしれない。それどころか自分自身も周りの人に忘れ去られるのではないか、という不安。
夏目の過去の出来事やトラウマが現在と交差し、そこへ津村親子も関わってきて、物語は複雑に絡み合ってきます。
後半は物語が大きく動き始めます。
津村椋雄には秘密があったり、祓い屋が出てきたり、名取さんも出てきたり、見どころ満載!です。
名取さんはほんとに唐突に出てきて、ちょっと笑ってしまったわ。そういやこの人、人気俳優って設定だったわ!て思い出しました(笑)
ゲスト声優は高良健吾さん
アニメ映画ってなるとゲスト声優さんが付き物ですよね。
夏目友人帳のゲスト声優さんはドラマで活躍中の俳優、高良健吾さんでした!
高良健吾さんっていうと、最近だと創味シャンタンのCMで早見あかりちゃんの彼氏さん役で出てたのが印象深いですかね。
細身でキリっとした顔だちのイケメン俳優さんです( *´艸`)
今回の映画ではキーキャラクターとなる津村 椋雄(くすお)役で出ています。
最初、あれ、俳優さんが演じてるのかな、という感じがすぐにわかったんですが(アニメの声を俳優さんが演じるとすぐわかりますよね)キャラクターのおっとりとしてて、でもどこか寂しそうな、儚い感じがよく出てました。
そのあたりはさすが!
バイキングが声優に挑戦?!
いやぁ、映画みながらね、「もんもんぼう」っていう壁に隠れている妖怪をが出てくるんだけど、この妖怪のしゃべり方が(笑)
どっかで聞いた感じの声なんだけど、ぜったいプロじゃないでしょ、誰?誰が声やってるの?ってずっと気になってたんですよね。
映画見ながら、もんもんぼうがしゃべるたびに、もう、しゃべり方が気になって!(笑)
シリアスな場面や重要な場面では出番がなかったので良かったんですが(笑)、最後のスタッフロールでやっとスッキリしました。
バイキングの小峠さんでしたかー、はいはい、言われたら小峠さんですね。トゲのない小峠さん、て感じです。
ていうか、何気にもんもんぼうのセリフ多いんですが。やったね小峠さん、結構いい役じゃん!
おなじく相方の西村さんも出てたようなんですが、え?どこ?どこに出てた?ってくらいわからなかったです。
後で確認したところ、ちゃんとセリフのある役で、あぁあれね、という感じでした。
ある意味違和感なく聞けてたという事で、西村さん実は演技派なのかも(∩´∀`)∩
小峠さんは分かりやすいので、相方の西村さんどこで出てるのかなーって探してみるのもおもしろいかもしれません。
映画 「夏目友人帳」は ちょっと物悲しくも温かいストーリー
ラストは「夏目友人帳」らしい儚くて、ちょっと物悲しくて、でも心が温かくなるような最後でした。
人の命の繊細さや儚さ、強さ。
そしてそれに関わる妖怪たちの想いや繋がり。
そんな「夏目友人帳」の世界観が見事に表現されていたと思います。
私も、映画を観ながらちょっとウルっとしてしまいました。
ファンだけじゃなく初めてみる人にも、大人も子供も、みんなの心に温かい物がこみ上げる仕上がりだったと思います。
来館特典がかわいい!
映画の来館特典はこちら!
ポストカードです。
イラストは全部で5枚。
チビニャンコ先生のポストカードがすっごいかわいいの!
あと、公式サイトのTOP絵のポスターとか、オリジナルのイラストもありますね♪
どれもかわいいので使えません!使いません!
大事にコレクションしておきます( *´艸`)
そして子供に見せたら、絶対欲しがるので見せません。
我ながら大人気ない、と自覚してます、はい。
あ、でも一緒に語りたいからやっぱり見せるかも(笑)
今回、子供抜きでゆったりおひとり様の映画観賞だったんですが、子供も楽しめる内容なので「ニャンコ先生可愛かったね〜」と親子で楽しむの良かったな。
とにかく、夏目好きにも初めての人にも、おススメの映画です!