子供は褒めて育てる方がいい、よく言われている事ですよね。
私も、それに習ってなるべく褒めて育てるようにしてきました。
だけど、せっかく褒めても反応が薄かったり、逆に子供を怒らせちゃったり、なんて事ありませんか?
なんで怒るんだろう?天邪鬼?素直じゃない?
ってずっと疑問だったんですけど、実はちゃんと怒る理由があったんです。
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褒めたのに怒られる。なんで?
こんにちはセトラです。
始めての子供は、そりゃもう可愛くてかわいくて、「私ってこんなに子供好きだっけ?」っていうくらい可愛かったです(笑)
客観的にみて、ミシュランマンの女の子でしたが、親の目フィルターで可愛く見えてました。
髪の毛は少ないのに眉毛は立派でどーみても男の子、なんですが、それでもフリフリやらレースやらのお洋服を着せてましたね。
で、可愛いお洋服着せて子供もその気になって、一緒に「可愛いかわいい」
自分で靴を履けたら「すごいね」
絵を描けば「上手だね」
ご飯を全部食べたら「えらいね」
小さい頃は何かできる度に褒めてました。
可愛い可愛いと育ててきた長女。
なのに、ある頃から私や主人が「かわいい」と言うと、「可愛くない」と怒るようになってしまって。
なんで?
また、宿題をやっていて、綺麗な字があったのでそれを褒めたら「そんな事ない」と怒る。
なんで?
褒める所を一生懸命探して褒めたのに、子供が喜ばない時があるんです。
なんで?
素直じゃないのか、天邪鬼なのか…
うーん、困った!
褒めたのに怒る理由。子供にだってプライドがある
子供が成長するにつれて、子供は子供の世界にいる事が多くなって、私との時間も短くなり、褒める事が少なくなっていきました。
ふと、そういえば最近、娘を怒ってばかりで褒めていないなぁという事に気が付いたので、褒める所を探して褒めたんです。
「約束の時間に帰ってこれて偉いね!手洗いうがいもしてくれてありがとう。」
って言ったんです。そしたら
「はぁ?そんなのできるし、当たり前じゃん」
って怒られました。
えぇ!?褒めたのにまた怒られたよ。なんで?
育児の本には小さな事でも褒めてあげましょう、て書いてあったのに。
なんで怒るんだろう、と長女の様子からよーく、考えてみたんです。
でね、気づいたんです。
なんでも褒めればいいと思っていたけど、成長してきた子供はできて当たり前の事を褒められるとバカにされたと思うようです。
例えば、スーパーで買い物をしたとしましょう。小さな子供がかわいらしくお会計をする姿は「よくできたね」なんて微笑ましいですよね。
でも、私がお会計をして「お金を払って下さってありがとうございます」なんて言われたら。「え、いや払うの当たり前ですし、お金ちゃんと持ってますし。」失礼な。って思いません?
これと一緒で、子供もだんだんとプライドが出てくるんです。
成長してるんですね。
褒めるのは難しい
他にも、長女が部屋を片付けていたので褒めたら、「パパにやれって言われたからやってるだけだよ」と、スルーされてしまいました。
えー、それでも片付けしてくれてるんだから偉いじゃん!と思うんですが、長女としては
言われたから(イヤイヤ)やっている=褒められるような事ではない
という事らしいです。
根が生真面目な長女らしいというか(笑)
そこは素直に受け取っておこうよ!と思うんですが、本人は納得してないので、別角度から褒めることにしました。
「部屋が綺麗になって気持ちいいわぁ!ね!部屋が綺麗っていいね」
と。
これには長女も同感してくれて、私がやったのよ、とドヤ顔してました(笑)
言い方を変えるだけでも、子供への伝わり方って全然違うんですね。
それにしても褒めるのは難しい!
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褒めるタイミングは?
なんでもかんでも褒めればいいもんじゃない、というのはわかってもらえましたか?
じゃあ、何を褒めたらいいの?っていう話しなんですが、褒めるにはタイミングとコツがあります。
こちらが「よし、褒めてやろうと」思って無理やり褒めるんじゃなくて、
子供が嬉しそうにしている時なんかが褒めるタイミングです!
「私、今日の給食食べるの早かったんだよ!」とか、子供が自分から○○だったよ、と言う時は褒めて欲しいタイミングな事が多いです。
要するに、子供が褒めて欲しいタイミングで褒める。褒めて欲しい所で褒めるという事。
子供が苦手と思っている所は、頑張りを認める
あとは、子供が苦手と思っている事は褒めてもあまり喜ばない事もあるみたい。
例えば、先ほどの漢字を褒めて怒られた事。これはうちの長女は字を書くのが苦手なので、漢字の宿題の字は四苦八して何度も書き直すしていたんです。それを「字が綺麗だね」と褒めても、本人は自分の字が綺麗と思っていないので、怒るんです。
褒められた事より、自分の字は汚いというコンプレックスに気がいってしましい、恥ずかしいんですね。
これを字が綺麗と褒めるのではなく、「書くの大変だね、何度も頑張って書いたね」って言ってあげると「そうだよ、字、書くの苦手。でも頑張ってるでしょ」ってなるんです。褒めるより大変さを認めてあげる。
子供の自我が芽生えて、自分を客観視するようになる
さて、容姿や服装などを「かわいい」と言って怒られるパターンなんですが、これは年頃の子供に多いです。
我が家の長女の場合は、自分で自分の容姿をかわいいと思っていないようです。
親から見たら十分可愛いと思うのですが(欲目ってやつです)成長して自分を客観視するようになり、子供なりに”かわいい”の基準をもつようになりました。
そして、家族よりも友達など外からの評価を重要視するようです。友達からの可愛いという評価がないと自信が持てないんですね。
また、”かわいい=かわいこぶりっこ” と捉えている感じもあり、家族から可愛いと言われても、「違うし!」って怒ります。”私、可愛くないし、かわいこぶってなんかないもん”という心境のようです。
乙女心は難しい。
この場合、「似合ってる、いいよそれ!」と言ってあげると素直に喜んでくれます。面倒くさいな、と思うかもしれないけど乙女心ってこんなものです。
アラフォーの私だって、これどうかしら、なんて新調した服を「かわいい」と言われたら・・・いい歳ですからね、「かわいいって若作りし過ぎたかしら?失敗した?大丈夫?」って思ってしまいますもん。
「素敵だね、似合ってるね」だと、このチョイスで良かった、と嬉しくなります。
子供としても、大人っぽいイメージで選んだのに、可愛い、ではあまり嬉しくないです。
「可愛い」だけじゃなくて、どう見て欲しがってるのか、子供の価値観や考えを聞いてあげるといいですね。
女の子の場合で書きましたが、男の子だったら髪をカットしたから「かっこよくなった」と言ったら、「そんなんじゃねーし!」って怒られる、とかがこのパターンでしょうか。「おれ、かっこつけてないし」みたいな。男の子のママさん、どうでしょう?
子供の褒め方 まとめ
子供が小さなうちは何でも褒めてあげると喜んでいましたが、褒めても反応が悪いぞ?という時は
- なんでもかんでも褒めれば良いわけではない
- 子供が褒めて欲しいタイミングで褒める
- 子供が褒めて欲しい所を褒める
- 苦手な事などは、がんばりを認めてあげる方がいい場合も
- 価値観や考え方などに共感してあげる
という事を考えてみて下さい。
とはいえ、子供のその日の気分によっても変わってくるので、なかなかうまくいかない時もあるんですが。(苦笑)
子供って単純なのか気分屋なのか、難しい!
褒め上手な母になって子供のやる気をアップしたいものです。
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