こんにちはセトラです。
子供が大きくなってくると、そろそろお小遣いが必要かな?と考えますよね。
でも、「無駄使いしそう」「教育によくないんじゃないか」「なんでもお金で考えそう」と、心配になる事も。
そして、1度お小遣いをあげ出したら、簡単にやめるわけにもいかないし…そう思うと、お小遣いをあげるのを迷ってしまいますよね。
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いつから?
どのタイミングで?
いくらくらい?
みんなどうしてるの?
と悩む事は多いと思います。
そんな私も悩んだ一人です。
お小遣いをあげたら、無駄使いしてお金を大事にしないんじゃないか。
そこで周りのママにも聞いてみたけど、みんな考え方がバラバラ。
それで余計迷ってしまったんだけど、いろんな考えを聞くのはとても参考になりました。
そして、そこから数年かけて試行錯誤して、私なりの考え方ができてきました。
結論として、
「子供にお小遣いを渡すのは悪い事じゃない。心配ばかりをするのじゃなくて、お金の使い方やお金の価値を学ぶ機会にしよう。」
と考えるようになりました。
今日は、お小遣いを通して子供にお金について考えさせよう!というテーマで書いていきたいと思います。
子供のお小遣いについて悩んでいる人の、少しでも参考になれば幸いです。
子供にお小遣いは必要?
そもそも、子供にお小遣いは必要?という話しです。
・基本、学校や生活で必要な物は買ってあげている。
・お祭りや友達と遊びに行く時は、多少のまとまったお小遣いを渡している。
・ちょっと金額の高い物は、誕生日やクリスマスなどプレゼントしている。
・子供によっては、両親からだけでなく、祖父母や親戚からもプレゼントがもらえる。
こうやってみていくと、あまりお小遣いは必要ないかな、と思えてきます。
とは言っても、さすがに中学生、高校生でお小遣いを渡していない、という家庭はほとんど無いと思います。
早い家庭だと小学校の1年生から渡している家庭もあります。
なぜか?
子供がお小遣いを欲しがるからですよね!
子供がお小遣いを欲しがるわけ
必要な物は買ってもらえるし、友達との遊びの時には必要なお金をもらえる。
高額なおもちゃやなども、誕生日やクリスマスになれば買ってもらえる。
でも子供はお小遣いが欲しい!と思うようになります。
それはなぜか?
それには
・自分の欲しい物を欲しい時に買いたい!
・親が買ってくれない物が欲しい
・" 自分の "お金を持ちたい
・お金を持っていたり、自分で払うのが大人っぽくてカッコイイ
などが考えられると思います。
1番はやっぱり、「欲しい物を欲しい時に買いたい」だと思うんですが、お金を払うのが大人みたいで憧れる。というのもあるでしょうね。
よく、ママと買い物に来ている小さい子が、お金を店員さんに渡したがったりしますよね。
そういう事です。
そして、子供がお小遣いを欲しがる理由に、必要な物は買ってもらえるけど、親が必要なし、と判断した物は買ってもらえない。
というのが、あると思います。
例えばガチャガチャだったり、ゲームセンターのクレーンゲームだったり、スマホゲームのアイテムだったり…
これって、大抵の親は「要らない」としますよね(^-^;
次から次へとキリが無い、とかすぐに飽きてしまう、とか家にたくさんあって放置されてる!とか、ちゃんと理由があるんですが、子供にとっては不服でしょう。
こうした事から、自分の自由になるお金があればなぁ、お小遣いが欲しいなぁ、と思うようになります。
お小遣いでお金の使い方の練習をしよう!
子供にお小遣いをあげる事に対抗がある人は「子供にお金の使い方を練習させる」と考えればいいと思います。
・お金の使い方を考えるようになる。
・物の値段を考えるようになる。
・お金の大切さを知る。
1つ1つ、詳しく書いていきますね!
お金の使い方を考えるようになる
限られたお小遣いの中で、どうやりくりしていくのか。
何にどれくらい使うかを、自分で考えるようになります。
「先月はお菓子にたくさん使ってしまった。美味しかったけど、何も残らなくてちょっともったいなかったな。
今月はお菓子ばかりじゃなくて、他の事にも使おう。」
と、最初は計画なく使ってしまうかもしれないけれど、だんだん使い方を考えるようになります。
物の値段を考えるようになる
欲しい物は親に買ってもらっていると、何がいくらするのか、わかりません。
なんとなく「高い、安い」はわかっても具体的にいくらなのか、という感覚は感じません。
ところが、自分でお金を払うようになると、これはいくらなのか?持っているお小遣いで買えるのか?と考えるようになります。
また、同じ物でも売っているお店によって金額が変わる事を知ったり、消費税を意識するようになったり、と市場や経済の事を考えるきっかけにもなります。
ウチの娘も以前、「ふってふって プルプルゼリー」という缶ジュース(ゼリー?)にハマっていた事があって、いつも近くの自動販売機で買っていました。
ところが、ある日買い物に行った時のお店で、自動販売機よりも安い値段で売っているのを発見したんです。
その時の娘の興奮は面白かったですね(笑)
「ママ!このお店すごい安い!お得だよ、ちょっと買いだめしておいていい!?」
とお小遣いをつぎ込んでいましたが(^^;)
まぁ、彼女にとっては衝撃の出来事でしたし、同じ物でも探せば安く手に入るかもしれない、という体験から、もしかしたら他で安く手に入れられるかもしれない、と欲しい物でもすぐに飛びつかなくなりました。
これもお金の使い方の勉強になったな、と感じます。
お金の大切さを知る
今までは100円ショップで欲しい物があった場合やガチャガチャなど、親にお願いしていた事を「お小遣いでね」と言われるようになります。
最初は何も考えずに、その場の感情で買ってしまいお小遣いを1日で全部使ってしまうかもしれません。
今まで買ってもらっていた時は、お金に限りがあるという事を実感できず、お金を大事に使おう、という感覚はなかったと思います。
でも、限られたお小遣いの中で失敗したり、後悔したりを繰り返していくうちに、お金の大切さを感じるようになっていきます。
こうやって、お金をどのように使うか考えたり、計画的に使う練習をするのに、お小遣いは適してると言えると思います。
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お小遣いのデメリット
逆にお小遣いをあげる事のデメリットはないか?
と考えた場合にあげられるのは、
・無駄な物に使ってしまう
・計画なく使ってしまう
・友達にお金を貸したり、トラブルの元になる
という事があると思います。
お小遣いをあげようか、悩んでいる人の多くはこのあたりを心配しているんじゃないかな。
私もそうでしたしね。
ただ、無駄な物に使ってしまう、計画なく使ってしまう、と親から見てみると無駄な事のように思えますが、子供にとっては娯楽だったり、友達とのコミュニケーションに必要だったり、と大事な事もあります。
一概に全部が無駄、と決めつけないであげてくださいね。
もちろん、年齢に相応しくない物は買っていないか、と厳しくチェックする事は大切ですけどね。
最初は使い方のルールを作ろう
子供にお小遣いを渡す時は、最初に使い方のルールを決めましょう。
いきなり、好きに使っていいよ、と渡してしまうと、何に使っているのかわからなくて心配ですし、お金の使い方の練習にもなりません。
ある程度は、お金の使い方や使い道を親が管理してあげないといけません。
・友達に奢らない
・何に使ったのか教える
・買ってはいけない物を決める
など、子供と一緒に決めましょう。
でないと、興味本位で危ない事にお金を使ったり、トラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。
お小遣いの金額
お小遣いの金額で悩む人もいますよね。
いくらくらいが相場なのか?
これは、家庭によってバラバラなのですが、
統計を取ったものがあります。
少し前の統計ですが、今もそんなに変わらないんじゃないかな?
低学年の、月に1回お小遣いをもらっている子の平均値が高いですが、全体の割合でみると人数が少ないです。
ママが仕事で留守が多いなど、困る事がないように、と少し多めの金額を渡しているのかもしれません。
低学年では時々、が半数以上で、金額も多くないですよね。
全体的に見て、学年が上がるにつれて金額多くなっていますが、1000円前後が相場のようです。
これより多いから、少ないから、良くないという訳ではないです。
各家庭の考え方や環境が違いますからね。
相場を見た上で、我が家は我が家流、でいいと思います。
ちなみに我が家は月1回の金額変動制です。
我が家のお小遣い額の決め方
我が家のお小遣いの決め方は、出来高制です。
内訳は、毎日の宿題をやったら1日◯円、自宅学習をしたら◯円、頼まれたお手伝いをしたら◯円、といった感じです。
それに付け加え、テストで良い点を取ったらボーナスとして追加◯円、という感じで毎月集計した額をお小遣いとして渡しています。
宿題やお手伝いはやって当たり前、と思われるかもしれません。
確かにその通りなんですが、毎月決まった額のお小遣いを何もしないでもらってしまうと、子供はお金をもらうことの大変さを分かりません。
かといって、難しい課題を子供に出すと、課題がこなせなくてお小遣いがもらえないという事になり、子供のモチベーションが上がりません。
そこで我が家では、毎日の宿題や、やって欲しい事、子供のためになることをポイントに置いて、頑張った分だけお小遣いが増える、というシステムにしました。
もともとうちの子は、テストの点数は悪くはなかったのですが計算間違いや簡単な見落としなどで点数を落としているところがありました。
このシステムにしてからは、そういった簡単なミスを減らしてテストの点数が上がるようになりましたよ。
テストの見直しをして点数が上がればお小遣いが増えるからです。
また、早い時間に寝る、やお手伝いをするとお小遣いが増えると言うことで、お小遣いをたくさん欲しいときには、進んでお手伝いがないか、聞いてくるようにもなりました。
ただ、お手伝いは家族の一員として当たり前と考える人もいると思います。
また、何でもお金につながってしまうと心配になる人もいると思います。
我が家では、お小遣いがつくお手伝いは、比較的時間のかかるもの、大変なものとしています。
お風呂の掃除やトイレの掃除など、汚い・大変な物を主にやってもらった時には、労働の対価としてお小遣いをあげる、としています。
食事の手伝いや片付けなどは、お小遣いに入れず、食事を作ってくれた人への感謝として当たり前のことだとしてやってもらっています。
出来高制のポイントとしては、
・あまり難しい課題にしない。
・基本的に毎日こなせるような事にする。
・トータルで金額が多くなりすぎないようにする。( 簡単過ぎる事や、無限に何度でもできてしまう事などにお小遣いを設定しない。)
・子供が頑張ったら自分の為になる、誰かの役に立つ、事にお小遣いを設定する。
といった感じでしょうか。
我が家ではこんな感じでお小遣いの金額を決めています。
この方式だと、お小遣いの金額がバラバラですが、基本、宿題は毎日でるので、宿題さえこなしていれば最低限のお小遣いは確保できる訳です。
全くお小遣いなし、とならないので子供のモチベーションが下がり過ぎる事もなく、少ない月は仕方ないな、と納得もしています。
こんな風に我が家ではお小遣い額を決めています。
学年が上がるにつれて、宿題の量も増えるので、それに応じて宿題の単価を上げていけばバランスも取れますよ。
お小遣いの金額は、各家庭でそれぞれですが、多すぎず少なすぎず、にしたいものですね。
お小遣い、いつから渡す?
お小遣いをいつからあげよう?
というのも、悩む事の1つですね。
個人的にはいつでもいいと思いますが、子供が欲しいと言ってきたら考えてみてあげてください。
ただ、あまりにも小さい頃からお小遣いをあげる必要はないと思います。そこは、親が管理でいいでしょう。
ある程度、品物の値段がわかるようにならないとお金の学習にならないので、早くて小学1年生〜、が目安だと思います。
あくまで目安、ですが、傾向として、一人目の子供はお小遣いをもらう年齢が遅くなりがちで、二人目以降は早くなる、という事がみられます。
我が家でも、上のお姉ちゃんは3年生からお小遣いを渡したのに対し、二人目の妹は年長の終わり頃からでした。(月に1回のガチャガチャ代ですが )
年齢が低い方が金額も少ないので、使い道もお菓子や文房具など、わかりやすいです。
また、失敗しても金額が小さいのであまり問題なりません。
逆に中学生になってから、では遅いように感じます。
中学生になると子供同士で出かける事も増え、親の目や管理が届かないことが増えてくるからです。
金額も多くなるので、どんな使い方をするか、その子の考え方や傾向がわからないのは心配です。
何年かお小遣いの使い方の様子をみて、傾向を掴んでおくと安心できますよ。
最初はもらってすぐにお菓子に注ぎ込んでいた子が、何ヶ月かすると、お菓子に使う金額が減ったとか、何年かすると貯金をしたりもできるようになってきます。
まとめ
子供にお小遣いをあげるのは心配なこともありますが、上手な使い方を覚える練習だと思えばそんなに心配することもないんじゃないかと思います。
お金の失敗や後悔は金額が少ないうちに経験した方がいいと思います。
大きな金額を失敗してから後悔しては遅いですからね。
生きていく上で、なくてはならないお金について、お小遣いを通して親子で考えてみてくださいね!
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