ズボラ母と子供との生活あれこれ

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転校のストレス?夏休みに荒れた小学生。その原因と解決策【体験談】

投稿日:2017年9月27日 更新日:

こんにちは。

突然ですが、我が家は転勤族です。

主人の仕事の都合で、何年か単位で引っ越しがあります。

今回は子供が初めて転校した時の事。

 

転校先でうまく馴染めたと思って安心していたのに、なぜか夏休みにすごく荒れてしまいました。

 

その時の子供の様子と、私が思った事、そして原因と解決するまでの事を書きたいと思います。

長くなると思いますが、最後までお付き合い下さると嬉しいです。

 

初めての転校

 

我が家の長女の最初の転校は、小学3年生になる春でした。

転校先は距離にして400㎞以上も離れた所。簡単に友達と会えるような距離ではありません。

長女も最初はイヤだと言っていました。しかし、

主人の仕事の都合で仕方のない事。

今度のお家は新築でピカピカで綺麗な事。

欲しがっていた子供部屋もできる。

という私の説得に、しだいに新しい土地と家へのワクワク感を持つようになりました。

 

そして2年生の最後。

先生や友達がわんわん泣いて別れを惜しんでくれる中、長女本人はケロリとしたもので、逞しいような、薄情なような、そんな様子に親としては苦笑いしたりホッとしたりしていました。

転校もあまり心配はないのかな、なんてそんな感じでいたんです。

 

そんなケロリとしていた長女も、転校初日はさすがに緊張した様子。

私も、学校に慣れてくれるかな、友達できるかな、と心配していました。

しかし、そんな 心配とは裏腹に、学校が始まって1週間もすると、友達が遊びに来てくれるように。週に1、2日ほど、いろいろな友達が遊びに来てくれ、私もすっかり安心していました。長女も楽しそうです。

 

ああ良かった、杞憂だったな。やっぱり子供は慣れるのが早いわね、なんて安心していたんです。

 

夏休みになると長女が荒れるように

 

ところが、夏休みに入ると、長女はまったく外に出ず、一日中部屋でダラダラするようになりました。

一日中、好きなだけ本を読み、好きなだけゲームをやり、着替えもせず、宿題もやらず、こちらが声をかけても返事もしない。

言っても言っても何1つやらず、食事に呼んでも来ないので、放っておいたら「お腹が空いて死にそう!」と逆切れ。怒って泣いての大暴れ。

 

元々、過集中な所がある長女なんですが、夏休みに入ってからは酷かった。

本を読んでいる時やゲームをしている時に、目の前で何度も大声をだして名前を呼んでいるのに我関せず、というか聞こえてない?

と思って、仕方がないから本を取り上げようとすると逃げまわる。

出かけるとなっても行きたくない、の一点張り。1人で何時間も留守番させるわけには行かないので、引きずって連れていく事に。

行ったら行ったで楽しむくせに、何なの!?

とにかく何もしない、言っても言っても自分のしたい事以外はやらない、したくない。

 

私は、なんて自己中なの!?と怒り心頭でした。

 

それでもなんとか着替えをさせ、食事をさせ、夜布団に入らせ寝らせる。

もうほんと、毎日毎日疲れて、どうして言う事を聞いてくれないの、どうして反発ばかりするの、悲しくて泣いてしまう日も多かったです。

 

日が経つにつれ、長女の反発や反抗はだんだん酷くなり、長女は"本を読む、ゲームをする" 時以外は常にイライラするようになりました。

妹への嫌がらせや意地悪もエスカレートしていき、そのうち、妹に向かって「しね」と言うようにもなりました。

 

「何てこと言うの!?そんな事は冗談でも人に言ったらダメ!絶対に言わないで!」

私が激しく叱っても、長女はプウッと頰を膨らませ、まるで反省していません。

 

どうしてそんなに妹に意地悪するの。

些細な事にキレて怒る長女に何度となく原因を聞きました。

しかし、長女は黙って何も言ってくれず「ん!ん!」と怒るだけなのです。

 

原因がわからず、対処のしようもなく、私はいつもため息をつく事しかできませんでした。

 

 

甘やかしたつもりはないけれど…

 

そんな事ばかりが続き、私は「今まで甘やかしたつもりはないけれど、私が甘いからこんな事になるのかしら」と、今までより一層厳しく長女を叱るようになりました。

主人も長女の態度を見かねて、夫婦2人で長女の態度を正そうとしました。

 

「しにたい」が口ぐせに

 

その頃になると長女は「しね」から今度は「しにたい」と言うようになり、それが口ぐせのようになっていきました。

初めて聞いた時は本当にびっくりして、どうしたの、なんでそんな事いうの、そんなの絶対言っちゃダメ!とキツく叱りました。

 

しかしその後も何度も繰り返し言い、その度、叱ったり、なだめたり、間に受けないようにしたり、冗談にしたり、生きていて欲しい、そんな悲しい事を言わないで、と言ってみたりしたのですが、全く効果はありませんでした。

 

もう、どうしたらいいのか、長女の事がまったく分からず、途方にくれるばかり。

そうして、いつしか私は長女のその言葉に慣れていってしまいました。

 

ある時はカッとなって

「どうせそんな勇気なんてないくせに!」

なんて言ってしまう事もありました。

今、思うと本当に酷い母親だなぁ、と思います。

いえ、当時も言ってしまってから、「これは言っちゃいけない」と思いました。

でも、頭ではわかっていても、気持ちがついてきてくれない。私もかなり追い詰められていたんですね。

そんな私に、ますます荒れる長女。

 

イタズラメッセージ

 

そんなある夜、何かで私に叱られた長女が、自分の部屋に閉じこもりました。

二女はすでに寝ていたので、そのうち長女も寝るだろう、と放っておきました。

 

しばらくして落ち着いたかな、という頃合いに様子を見に行くと、子供部屋の前に紙くずのゴミがたくさん落ちていました。

また散らかしっぱなしで!とムッとしながら近づくと、そればゴミではなく、ちぎり絵ならぬ、ちぎり文字でした。そしてそこには

 

「ママ しんで」

 

そう書かれていました。

 

ついにキレた!ママの本気

 

これを見た途端、目の前が真っ暗になると同時に頭に血が登るのがわかりました。

 

引っ越し以降、私も必死に頑張ってきました。

子供達への心配と不慣れな新生活の苦労、夏休みに入ってからの長女とのバトル。

その苦労と怒りと悲しみが一気にやってきて、それまで必死に保ってきた理性の糸がプツンと切れてしまったのです。

 

布団でゴロゴロしていた長女に、「部屋の前見たよ。あれは何?どういう事かわかってるよね。」静かな声で言うと、ちぎり絵の前に正座させました。

 

頭や心の中とか裏腹に、声や態度は物凄く静かでした。

あぁ、ほんとに本気で怒りが頂点に達すると、大声って出ないんですね。

 

「これ、意味わかってるよね。わざわざ時間かけて。本気なんだよね。じゃあ、そうしたらいいさ」

私は部屋からもってきたボストンバッグを長女の前に置きました。

「ママ居ない方がいいって事だよね。もう疲れた。ママは居なくなるから、後は妹とパパとあなたで、生活しなさい。

今から準備するから、パパが帰ってきたらそう言っておいて。ママもあとで電話するわ。」

 

そう言って、長女の目の前で荷物を詰め始めました。

長女にしてみれば冗談だったのかもしれません。腹立ちまぎれにちょっとからかってやろろう、そんな気持ちだったのかもしれません。

もしかしら、頭の隅にチラッと"これはいけない事だ" という思いはあったかもしれません。

でも長女も投げやりな気持ちになっていたんでしょうね。

そして、そんな長女の気持ちを受け止める余裕が私にはなかった。

 

鞄の中にどんどん荷物を詰めていく私、正座をしたままそれを見るだけの長女。

 

私は、自分が居なくなった後の生活の仕方を一方的に話していました。

話しながら少しずつ頭も冷えてきて、

 

出ていく事が解決になるのか?この方法が最善なのか?

という考えがよぎりました。

きっと違う。でも、今のままでは何も変わらない、このままじゃダメだ。

私が本気だと言うことを、例え一瞬でもいいから長女に伝わらないとダメなんだ。

そう思いました。

 

長女が荒れた原因

 

正座をし、私の言葉を突きつけられた長女。

そうして私が本気なんだ、という事を悟り、ポロポロと涙をこぼしながら、首を横に振り続けていました。

それを見て、ようやく私も動きを止めました。

そして、わずか8歳の子に何を背負わせようとしていたんだろう。「あなたのせいでママは出ていく。」と。

 

ハッとして長女をリビングへ連れて行くとギュッと抱きしめました。

 

そして初めて、厳しい態度で長女を追い込んでいたのは私だ、と気づいたんです。

それから2人でごめんなさいをして、わんわん泣きました。

そうして、長女はポツリポツリと話しだしました。

今まで、なんど聞いても言ってくれなかったイライラの原因。

「私も、妹みたいに甘えたかった。甘えたらだめだと思って、言っちゃいけないと思ってずっとずっと我慢してた。」

 

そうだったのか。次女が産まれてから今まで、長女の事を優先してきたつもりだった。なるべく自由にさせてきたつもりだった。

 

でも、それが長女には伝わってなかった。

 

転校してずっと、長女も頑張っていたんでしょう。

そういえば、授業参観に行った時、いつもなら「先生の質問に答えたくて仕方ない」という感じで真っ先に手を挙げるタイプだったのに、転校してきてからは全く手を挙げていなかった事を思い出しました。

その時は珍しいな、午後からの授業だから疲れているのかな、くらいにしか思わなかったんです。

 

でも、私が思っているよりずっと、新しい学校で頑張って疲れていたんですね。

夏休みになってほっと一息、ゆっくりしたかったんでしょう。

それを私は、毎日ダラダラしていると叱ってばかりでした。

 

だからずっと我慢していた思いが、疲れが出た夏休みに爆発してしまった。

 

それにようやく気付いた私は「いいよ、甘えたくなったらいつでも甘えていいんだよ。よしよし、ってしてあげるから。」

そう約束をしました。

 

子供を甘えさせる事の重要性

 

それから、私は厳しく怒る事を減らしました。

甘やかしはしたくないので、悪い事は悪い、注意する事は今までと変わらず注意し、しかし言葉を少なくするようにしました。

怒った後も切り替えて、すぐに普通の態度に戻るように。

 

そして夜寝る前に、必ず長女とハグをする事にしました。ハグだけじゃ足りない時は、一緒に布団に入って話しもしました。

すると次女が「私も」と焼きもちを焼くので、5分したら次女の所へ行き、次はまた長女の所へ戻り、また次女の所へ…と長女と次女の間を行ったり来たり。

子供達は2段ベッドで寝ているので、梯子の登り降りが大変!

愛の昇降運動、アラフォーには堪えましたよ(笑)

 

長女は抱っこも要求するようになりました。

言われればできる限り抱っこして、長女を抱っこすると、次女も抱っこ抱っこになるので、2人同時に抱えたりもしました。

2人抱えて、大笑いして。

 

そういった事で、長女は少しづつ落ち着いていき、夏休みが終わる頃にはたくさんの笑顔が見られるようになりました。

このことから、子供を甘やかすのではなく、甘えさせる事の重要性に気づきました。

 

そして夏休みが終わり学校が始まると、毎朝途中まで一緒に行くようにもしました。

長女が「もういいよ」と言うまで続けようと思っていたら、1年以上も続きましたね。途中からはもはや日課(笑)

この日課は、私が風邪をひいて出来なかった事をきっかけに「もういいよ」とお役ごめんとなりました。

 

子供が荒れたら甘えさせる、厳しくすると逆効果に

 

こうして、私にたっぷり甘えた長女は、落ち着きを取り戻しました。

 

長女が荒れていた頃、私は言う事を聞かせようと、ひたすら厳しく、どんどん厳しくしていったのですが、それが良くなかったんですね。

厳しくする事が逆効果になっていました。

あのまま厳しくして子供に愛情を感じれず、どんどんエスカレートしていたら…と思うと、ちょっと怖い想像になってしまいました。

 

 

子供が荒れたら厳しくするのではなく、ただ抱きしめてあげれば良い。甘えさせてあげれば良い。

と今なら分かります。

 

長女のトラウマになってないといいなぁ、と反省。

 

さて、転校のストレスがきっかけで起こった今回の出来事。

慣れない環境で、子供も一生懸命頑張っている。その疲れが出た夏休み私はダラダラしてばかりで、と厳しくしてしまいました。

 

厳しくした結果、元々あった「甘えたいのに甘えられない」という感情が爆発して今回のような事になったんだと思います。

 

転勤族である以上、転校は避けて通るのは難しいです。この後もまた転校するかかもしれません。

 

子供が転校したら、うまく馴染めたように見えても疲れやストレスで荒れる事もあるんだ、注意して見てあげるのが大事なんだ、と思いました。

 

そして、子供にとって甘えさせてあげる事の重要性を痛感した出来事でした。

 

ダメ母だけど、これからも頑張るよ!

 



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